東京四谷総鎮守│須賀神社

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須賀神社のエトセトラ(その1)〜鏝絵〜

皆様こんにちは。
こちらのコラムでは、須賀神社のことをより深く知っていただくための様々な内容をコラムとしてご紹介いたします。

まず第1回目は鏝絵についてのご紹介です。
須賀神社拝殿内、お賽銭箱のある手前、左手に1つの絵が奉納されております。
額縁には「伊豆長八」と「井上靖」文字が刻まれている山水画。
こちらは作家、井上靖氏が叔父のかたみ分けに貰った品で、書斎の片隅に立て掛けてあったものを夫人の提案で須賀神社に奉納いただいたものです。その内容は氏の作品「土の絵」でも書かれており、当社と縁の深い作品となっております。

この絵は伊豆の長八が描いた鏝絵(こてえ)と呼ばれる手法の作品です。
鏝絵とは左官が壁を塗るこてで絵を描いたもので、漆喰装飾の一技法として、古くは古墳時代の壁画からも見られるものであり、江戸時代中期から〜明治にかけて隆盛を極めたものです。戦後、左官職人が減少とともに、一時は幻の技巧となったが、近年、再評価が進んでおります。

伊豆の長八は入江 長八(いりえ ちょうはち)という江戸末期から明治期にかけて活躍した左官職人で、鏝絵の第一人者であります。今回取り上げた作品の他にも、須賀神社には数点の作品が飾られております。

井上靖「土の絵」とともにこの鏝絵を須賀神社でご鑑賞ください。